check server
【毎月連載】 オーディオ・ビジュアルファンのためのエンターテインメントコラム
【毎月連載】 オーディオ・ビジュアルファンのためのエンターテインメントコラム
毎月連載のPhile-web特別企画「Sound Adventure(サウンド・アドベンチャー)」では、オーディオ・ビジュアルエンターテインメントの最前線で活躍される評論家の方々を「ナビゲーター」に迎え、いま最も注目を浴びるデジタルエンターテインメントのスタイルを徹底探求します。最新オーディオ・ビジュアル製品のレビューやハンドリングレポートも毎回紹介して行きます。
【毎月連載】 オーディオ・ビジュアルファンのためのエンターテインメントコラム

進学や就職など、春は新たな生活を始める方が多い季節。新しい部屋で始まる新しい生活を彩ってくれる大きな要素となるのが「インテリア」です。心地よい空間でいつもお気に入りの音楽に囲まれた暮らしを送りたいと考える方のために、今回はインテリアスタイリストの山下真太郎さんに、インテリアとオーディオの調和した空間づくりについて伺いました。
(インタビュー:Phile-web編集部/写真撮影:川村容一)


PW:インテリアスタイリストとは、どのようなことをされるお仕事なのでしょうか。

山下さん(以下、山下):家具や小物を選択・配置し、そこで営まれるライフスタイルを想起させる空間を演出することが仕事ですね。私は主に雑誌や広告撮影のためのインテリアスタイリングや、マンションのモデルルームの空間デコレーションなどを手がけています。音元出版の「AV REVIEW」や「ホームシアターファイル」などで、オーディオ機器のあるインテリア空間のコーディネートもしています。

インテリアスタイリスト/デコレーター
山下 真太郎さん

主に雑誌、広告、CM等の撮影におけるインテリアスタイリングと店舗、モデルルームなどのインテリアデコレーションをおこなっている。音元出版「ホームシアターファイル」「AVレビュー」などでオーディオ機器とインテリアのスタイリングも手掛ける。その他、デザインスクールの非常勤講師やデザイナーとしても活動中。2000年よりバンタンデザイン研究所インテリア科講師。
出展歴:2002,03,04Tokyo Designers Block
TOKYO STYLE IN STOCK HOLM2004
Design Tide in Tokyo 2006

PW:春は新生活の始まりの時期です。就職や進学で一人暮らしを始めたり、パートナーとの共同生活を始めたりする方もいらっしゃるでしょう。新しい部屋をこんな風にしたい、こんな風に暮らしたい…と希望に胸を膨らませている方は多いのではないでしょうか。美しく心地よいインテリアの部屋にするには、まずどういったことに気をつけたらいいのでしょうか。

山下:その部屋を自分がどんな風に見せたい/使いたいのか、そして何より「そこでどういった生活を送りたいのか」という希望をハッキリさせることが大切だと思います。それから、その希望を実際に毎日を過ごす部屋の空間とすりあわせましょう。そうするとどんな家具や小物を選べばいいのか、どんな配置で置けばいいのかが分かってきます。

PW:なるほど。すると例えば「六畳一間の賃貸だけどなるべく広く使いたい」「でもソファーもテーブルも欲しいし映画みたいな天蓋付きのベッドで寝たい」という希望の実現は、無理だと気づけますね(笑)

山下:そうですね(笑)。実現が難しそうな夢はリゾートなど非日常の空間で体験しよう、と割り切ることも必要だと思います。私はインテリアを「人間を取り巻く最も身近で影響力のある環境のひとつ」だと考えています。部屋は大切な時間を過ごしリラックスする空間。日々の暮らしを快適に、心地よく演出してくれるものであるべきだと考えます。

PW:インテリアと同じく日々の暮らしを演出してくれるもののひとつに「音楽」がありますが、「オーディオ機器をいかにインテリアに溶け込ませるか」は、部屋を作る上でとても悩むことのひとつです。オーディオ機器とインテリアが調和した空間を作るには、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。

山下:最近は随分変わってきましたが、オーディオ機器はいかにも機械然とした、無骨なデザインのものが多かったと思いますね。そういった製品は、オーディオだけを置く専用の空間の中ではカッチリとしたまとまりのある美しさを生んでくれます。しかし、一人暮らしや新婚生活を始める部屋の多くは、賃貸住宅の、決して広くない空間でしょう。どうしても周りの生活空間から浮いてしまいがちです。

また、狭い空間だと、あまり大きな機器を何台も置くのは難しい場合が多いと思います。先ほど「部屋の空間と向き合って、そこでどういった生活を送りたいのか考えれば、自ずと何を選べばいいか分かる」と言いましたが、それはオーディオ機器を選択する際にも言えるのではないでしょうか。

今回は3例のライフスタイルを想定し、オーディオとインテリアをコーディネートしてみました。

▲写真はクリックで拡大

まず一例目は、この春から一人暮らしを始めた新社会人の男性が暮らす、都内のワンルームマンションをイメージしました。今回想定したのは、朝、出勤前にパソコンを立ち上げてニュースをチェックしながら、パソコンに保存した好きな音楽を聴いてその日いちにちの鋭気を養う…というライフスタイルです。

PW:若い人は今、情報を得るのはもちろん、音楽を楽しむのにもパソコンを使うことが多いですよね。

▲コンパクトなボディはパソコンサイドにもマッチする (クリックで拡大)

山下:Companion3 IIは、そういったライフスタイルを実現してくれると感じました。パソコンサイドにマッチするコンパクトなボディは一人暮らしの狭い部屋にもスペースを取らず設置できるし、ソリッドなブラックの外観も、男性的なダークな色調の家具にフィットすると思います。

たとえば一人暮らしの部屋だと狭い空間に机、ベッドなど多くのものを配置しないといけないですよね。その場合、脚のある家具などを選んで床を見せるようにすると、スッキリと広く感じられる効果がありますよ。

また、カーテンやラグなど布もので表情をつけてあげると、部屋の雰囲気は大きく変わりますよ。例えばこの例の場合だと、机の前のカーテンをブラインドに変えると、より都会的で洗練された雰囲気に変わると思います。

▲写真はクリックで拡大

こちらは家具を白木で統一し、インパクトのある黄緑色の壁の部屋を、明るく爽やかなイメージの空間にまとめています。新婚生活を始めたばかりの若い夫婦が暮らす、2LDKのリビング部をイメージしました。家具を揃える場合、ゴチャゴチャせずまとまり感を出すには、基本的に白を基調にしてそこにアクセントを加えていくようにすると簡単です。家具だけでなく家電など世の中のたいていの製品に、白という選択肢はありますしね。

▲シンプルな白い筐体はどんな部屋にもなじみやすい(クリックで拡大)

PW:iPodはヘッドホンと一緒に通勤時やちょっとした空き時間にひとりで楽しんでいる方が多いと思いますが、SoundDock PortableはiPodに保存した音楽を自分以外の人と一緒に楽しむことができます。

山下:そういうふうに音楽を「ひとりの楽しみから、自分以外の誰かとの楽しみへ」変えてくれるという点も、新しく共同生活を始める新婚のカップルのライフスタイルに合うのではと思いました。共通の友達を部屋に招いたとき、それぞれのiPodをSoundDock Portableで再生して、「次のDJは誰?」なんていう楽しみ方もいいですね。

▲写真はクリックで拡大

山下:少し年齢層が高めの夫婦が暮らす、高級感のある空間をイメージしました。本体からツマミなど突起部を排除したシンプルで曲線的なデザインが、モダンでミニマムなインテリアのアクセントになると思います。週末の夜、夫婦のくつろぎの時間にWave Music SystemでさりげなくBGMを加える…というライフスタイルを想定しています。

▲ツマミや操作部を排除した曲線的なデザインがモダンな空間に溶け込む(クリックで拡大)

PW:Wave Music Systemは、独自のインテリジェンスアルゴリズムで「どんな曲・音量でも最適な音楽バランスを導き出す」という再生能力の高さを特長のひとつとしています。

山下:それなら、ふたりの好きな音楽のジャンルが違う場合でも、この一台があれば音楽を満足に楽しめそうですね。

ちなみにインテリアの場合も「お互いの好みが違うから、置きたい物のテイストが合わずゴチャゴチャしてしまって…」という悩みが生まれると思います。そういうときはラグや棚、トレイといったひとつのスペースの中に物を収めると、雑多な印象が緩和されて統一感が生まれますよ。小物の色や質感がバラバラの場合でも、仕切られた空間の中に入れてあげることでまとまりが出るのです。

山下:オーディオ機器はプロダクト単体のデザインとして完成されていても、実際に生活の中で使用するシーンをあまり想定していないものが多かったように思います。私はインテリアスタイリングをする際「どういう人が、どんなものを、どんな生活シーンのなかで使うのか」を必ず考えるのですが、今回の3製品は使用シーンを具体的に想定しやすかったです。インテリアだけでなく生活に溶け込むさりげない佇まいを持っていて、音楽が生活にいつも寄り添う暮らしを作ってくれそうだと感じました。

PW:「デザインは機能の延長線上にある」と言います。生活空間としての「暮らしやすさ/過ごしやすさ」という「部屋」の機能性を突き詰めて必要なものを精査していき、自分がどんなスタイルで音楽を楽しみたいかを考えていくと、家具などのインテリアはもちろん、自分に必要なオーディオ機器もどんなものを選べばよいか分かるんですね。

山下:私は仕事柄クリエイティブ系の職業に就いている友人や知り合いが大勢いますが、そういった人たちにもボーズのファンは多いですね。音楽を再生する装置としての機能を追求したうえで、さらにデザイン的な美しさも兼ね備えている。そういったところに惹かれる人が多いのだと思います。

素敵な部屋で、お気に入りの音楽と一緒に新しい生活を楽しんでくださいね。

今回使用した製品

BOSE 
マルチメディア・スピーカーシステム
Companion 3 II
¥34,650(税込)
>>ボーズの製品紹介ページ
>>製品データベースで調べる

BOSE 
iPod用スピーカー
SoundDock Portable
(カラー:グロスホワイト/グロスブラック)
¥46,200(税込)
>>ボーズの製品紹介ページ
>>製品データベースで調べる

BOSE 
パーソナルオーディオシステム
Wave Music System
(カラー:ホワイト/ブラック)
¥74,970(税込)

>>ボーズの製品紹介ページ
>>製品データベースで調べる

■撮影協力
ACTUS(アクタス)新宿店
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-19-1
BYGSビル1・2階

TEL/ 03-3350-6011
営業時間 11:00〜20:00
定休日 不定休
>>アクタスのサイトはこちら
【毎月連載】 オーディオ・ビジュアルファンのためのエンターテインメントコラム
毎月レポートを掲載
HOMETHEATER FAN SOUND ADVENTURE 2008 J SOUND ADVENTURE 2008 J SOUND ADVENTURE 2008 J SOUND ADVENTURE 2008 J SOUND ADVENTURE 2008 J SOUND ADVENTURE 2008 J SOUND ADVENTURE 2008 J SOUND ADVENTURE 2007 December SOUND ADVENTURE 2007 November SOUND ADVENTURE 2007 October SOUND ADVENTURE 2007 September SOUND ADVENTURE 2007 August SOUND ADVENTURE 2007 June SOUND ADVENTURE 2007 May SOUND ADVENTURE 2007 March SOUND ADVENTURE 2007 February
NAVIGATER'S EYE
SOUND ADVENTURE 2008 J SOUND ADVENTURE 2007 June SOUND ADVENTURE 2007 April SOUND ADVENTURE 2007 Junnuary
LONGRUN CHECK
折原一也氏×uMusic Sound Adventure